毎日新聞・5月17日付朝刊「今日のイチオシ!」  編集編成局次長・平地修

【終わらぬ震災関連死/原発事故で突出 福島2333人】2011年の東日本大震災の後、避難生活による体調悪化などで亡くなる「震災関連死」。原発事故の影響で福島県が2333人と突出して多く、今も認定が続いています。毎日新聞は福島県内26自治体などに対し、関連死の認定を巡って遺族が提出した書類などを開示請求。亡くなるまでの経緯がわかる約1000人分の情報をたどると、過酷な避難や度重なる転居、故郷の喪失感が高齢者らの心身をむしばんでいる厳しい実態が見えてきました。(12版から、3面)