毎日新聞・5月15日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・草野和彦

【抗議続ける前名護市長】50年前の5月15日、沖縄が日本に復帰しました。ですが、沖縄に米軍基地が集中する状況は変わっていません。宜野湾市中心部にあり「世界一危険な飛行場」と言われた普天間飛行場の返還は1996年、日米両政府によって合意されました。その移設先とされたのが名護市辺野古です。前名護市長の稲嶺進さん(76)は「一分一秒でもいいから工事を遅らせたい」と移設計画地近くで今も抗議活動を続けています。返還合意後、辺野古移設反対を掲げた名護市長は稲嶺さんだけです。その思いに迫りました。(12版から1,3面)