毎日新聞・5月12日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・平地修

【「沖縄はいま」振興予算減 治水も遅れ】長年河川の氾濫に悩まされてきたにもかかわらず、治水対策工事が大幅に遅れている沖縄本島北部の名護市安和地区。要因は国の沖縄振興予算が大幅に減額されているためです。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を掲げた沖縄県知事誕生を受けて政府は振興予算の削減に踏み切るなど、予算を「アメとムチ」として使う傾向が顕著になっています。沖縄の苦難の歴史に共感する国会議員が減ったことも国と県の対立を先鋭化させています。沖縄復帰50年を考える「沖縄はいま」で迫りました。