【東日本大震災から１１年】

死者・行方不明者が２万２２０７人と戦後最悪の自然災害となった東日本大震災から、１１日でちょうど１１年になります。父と母を亡くした福島県の漁師は、海を愛した２人に報いようと、漁業復興の先頭に立ち続けてきました。母と妹を失った宮城県の少女は、震災をきっかけに過酷な家庭環境におかれ、悩みを打ち明けられないまま昨年１月に自ら命をたちました。震災前のような営みが戻りつつある地域がある一方、何年たっても癒えることのない傷を抱えている人もいます。被災地のさまざまな動きと課題を多方面から取り上げました。（１２版から１面、３面、社会面）