毎日新聞・2月18日付朝刊「今日のイチオシ!」

【コロナ水際対策緩和 首相、迫られた「開国」】

 

 岸田文雄首相は17日夜、新型コロナウイルス対策で実施している外国人入国制限などの水際対策の緩和策を発表しました。1日3500人の入国上限を5000人に引き上げ、原則新規入国を禁止していた外国人のうち、ビジネス関係者や留学生、技能実習生の入国を段階的に認める内容です。「主要7カ国で最も厳しい」と首相が自賛していた水際対策見直しの背景には、水際対策の大幅緩和に向けた他国の動向と、「鎖国解消」を求める与党や経済界の動きがありました。(12版から、1、3面)