毎日新聞・2月15日付朝刊「今日のイチオシ!」

【ドーピング ワリエワ 五輪出場継続 CAS判断棚上げ】

 

 

 北京冬季オリンピックで、フィギュアスケート女子のロシア・オリンピック委員会(ROC)代表、ワリエワ選手がドーピング(禁止薬物使用)違反疑惑をもたれたまま、引き続き出場が認められることになりました。16歳未満の「要保護者」であることなどを重視して、スポーツ仲裁裁判所が違反の有無の判断を棚上げした状態で、出場可と判断しました。検査で陽性反応が出た選手の出場を認めるのは異例です。異例の判断の背景や課題をまとめました。(1、2面、12版から)