朝日新聞【イチ押し】シリア内戦 拷問克明(1、2、4面)

「アラブの春」から10年を経ても、シリア内戦は終わりが見えません。内戦前のシリアの人口の3割にあたる660万人が国外に逃れて難民になったといわれています。アサド政権による人権侵害の疑惑を告発する報告は多く、朝日新聞の取材でも国外に逃れた元収容者らが証言をしています。フランスで暮らしながら、母国の収容施設で拘束された際に目にした情景を描く画家のナジャ・ブカイさんはこう語りかけます。「内戦を逃れた先で自由や民主主義を知ったシリア難民が、拷問の待つ国に帰れますか」