【朝日新聞・イチ押し】アルビノ 迷信が生む悲劇(1面)

生まれつき髪や肌の色が薄い遺伝子疾患「アルビノ」で、視覚障害があるアフリカ・ザンビアのモニカ・ムンガ選手が東京パラリンピックの陸上種目に出場しました。アフリカでは「アルビノの体の一部を得ると幸運になれる」という迷信があり、アルビノの人を殺して切断した人体を売買する「アルビノ狩り」という残酷な行為がいまも行われているそうです。自身も迫害に遭いながら、「偏見をなくすために」とパラアスリートになったモニカさんの物語。迫害の実態を知り、悲劇をなくすために、今度は私たちが一歩を踏み出す番だと感じました。