「今日のイチオシ!」8月13日付毎日新聞朝刊

【心の穴埋めた「再会」空襲慰霊塔に家族の遺骨】

 

 1945年3月の大阪大空襲で父母ら9人を亡くした女性(87)は、戦後ずっと不明だった家族の遺骨が大阪市の慰霊塔に納められていることを昨年になって知りました。親族の家を転々とし、生きていくだけで精一杯だった日々。2008年から自身の体験を語り始め、国に賠償を求める訴訟の原告団に加わりました。しかし、空襲被害者への補償は実現の見通しは立っていません。連載「やすらぎの地、探して 戦災孤児の76年」の3回目です。(社会面、12版から)