【朝日新聞・イチ押し】憲法を考える面に「公共図書館 利用情報の扱いは」

公共図書館が、本の貸し出し記録など利用者の情報を、令状なしに警察などに渡していた例が明らかになりました。こうした行為を日本図書館協会や専門家は、憲法が保障する「表現の自由」「内心の自由」を脅かすものだと指摘します。デジタル改革関連法ができて今後、ますます現場の図書館がこのような判断を迫られる可能性があります。だからこそ、高い倫理意識をもった専門職人材を育成する必要があるのです。