「毎日新聞今日のイチオシ!」 3月14日付朝刊 

【震災半年後 命絶った夫】

 

 東日本大震災で遺体のDNA鑑定作業に当たった宮城県警科捜研の男性職員。超過勤務が続いた末、自ら命を絶ちました。「震災関連死」と認められ、妻は4年がかりで書類をそろえて公務災害の認定も受けました。しかし、男性の死は、家族のその後の人生を大きく狂わせました。「なぜ、夫は死ななければならなかったのか」。10年たった今も妻は問い続けています。(社会面、12版から)