【オスプレイ佐賀配備 中国念頭 離島防衛を強化】2014年に計画が浮上してから11年。防衛省は9日、陸上自衛隊佐賀駐屯地(佐賀市)を開設し、輸送機V22オスプレイの配備を開始しました。木更津駐屯地(千葉県)に暫定配備していた全17機を8月中旬までに順次移駐します。オスプレイの佐賀配備は、海洋進出を強める中国を念頭に九州・南西諸島の防衛力を強化する「南西シフト」の一環として計画されました。ただ、開発段階からトラブルが相次ぐオスプレイには安全性への懸念が拭えないままです。有明海は国内有数のノリの産地でもあり、地元では養殖ノリへの悪影響を心配する声もあります。賛成派、反対派双方の市民らが待ち構える中での配備となりました。(1、2、社会面)